クラウド化でコスト削減・業務効率化を実現
バックオフィスのクラウド化をサポート
近年、クラウドサービスの利用企業は急速に増えており、その普及率も高くなっています。また台風・地震などの自然災害や感染症拡大などオフィスで業務ができない場合を想定した事業継続性(BCP)対策として、テレワークや在宅勤務を進める流れがクラウドサービスの導入を後押ししています。
クラウド化が進む一方で、企業の中でも人事・総務部門といったバックオフィスでは、次のようなお悩みを抱える企業も少なくありません。
- 会社PCやLANを使わないと仕事ができない
- 紙書類の作成/受け取りやハンコが必要
- 機密情報を扱うのにセキュリティ対策が整っていない
- 業務プロセスが煩雑で、どうやってクラウドサービスを導入すればいいのか分からない
コムテックは、長年のBPO(ビジネス プロセス アウトソーシング)実績にもとづく業務改善の観点で、お客さまの業務プロセスの見直し・運用設計からご支援します。さらに再設計した運用をもとに最適なクラウドサービス・システムの選定・ご提案、導入、運用までワンストップでサポートいたします。
<クラウドってなに?>
クラウドとは、「クラウドコンピューティング(Cloud Computing)」を略した呼び方で、データやアプリケーション等のコンピューター資源をネットワーク経由で利用する仕組みのことである。(出典:総務省「平成30年版情報通信白書」)
インターネットに接続されたサーバー(コンピューター)にデータを保管することで、いつでもどこでも、どんな端末からでも利用することができます。
クラウド利用企業の87%が、効果を実感
令和3年版情報通信白書によると、クラウドを利用している企業は2020年時点で全体の68.7%にのぼっています。またクラウドサービスの効果については、「効果があった」と回答した企業の割合は87.1%となっており、多くの企業がクラウドシステムの導入効果を評価しています。
2020年(n=1,523)
出典:総務省「通信利用動向調査」、総務省「令和3年版情報通信白書」第2節1-4.企業におけるクラウドサービスの利用動向 を加工して作成
一方で、利用しているクラウドサービスの内訳は、「ファイル保管・データ共有」などの情報共有や「電子メール」などシンプルな用途に関するものが多く、「給与、財務会計、人事」は37.8%となっています。「営業支援」「生産管理」など他の高度な利用は10~20%前後と低水準にとどまっているのに比べて「給与、財務会計、人事」システムの利用が多くなっているのは、クラウドサービスとの親和性の高いこと、導入するハードルが比較的低いことが理由の1つとして考えられます。
出典:総務省「通信利用動向調査」、総務省「令和3年版情報通信白書」第2節1-4企業におけるクラウドサービスの利用動向 を加工して作成
クラウドを導入する6つのメリット
では、クラウドサービスを導入・活用することで、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
1)コストを削減できる
機器やシステムを自前で調達・開発することなく導入できるので、オンプレミス(※)に比べて初期費用を抑えられます。また利用者数の増減に合わせてライセンス数を変更するなど、必要最小限のランニングコストで運用することもできます。
※オンプレミス…機器やシステムなどのIT資産を購入またはリース契約し、自社または事業者のデータセンター内に設置して管理すること
2)いつでもどこでも業務ができる
自宅や外出先のネットワークから会社のソフトウェアやシステムを使えるため、台風などの災害時やオフィスの使用が困難な状況でも業務を続けられ事業継続計画(BCP)対策としても有効です。またテレワークや在宅勤務も可能になり、働き方改革にもつながります。
3)業務時間を大幅に短縮できる
情報の受渡しや事務処理の媒体を紙からWebに変えることで、配布や回収、チェックなどの負担が軽くなります。また複数の端末から同じデータにアクセスできるため、データの一元管理と複数人によるデータ編集が可能となり、業務のスピードアップにもつながります。
4)システムの管理・運用が不要に
自社内でサーバーを持つ必要が無いため、サーバーのメンテナンスやセキュリティ対応も必要なく、管理する手間やコストもかかりません。
5)手軽に導入できる
オンライン上からサービスを導入するだけで利用できるため、システムの企画や調達に時間をかけることなく、運用開始までのリードタイムを大幅に短縮できます。
6)システムの拡張性に優れている
運用していく中での機能追加や環境変化などに柔軟かつ迅速な対応が可能です。特に、頻繁に法制度改正への対応が必要となる人事給与・経理関係の業務では、使用開始後でも柔軟に機能を追加したり性能を向上したりできることは大きなメリットになります。
クラウド化するときに気を付けたいこと
多くのメリットがあるクラウドサービスですが、導入前にはデメリットについても理解しておくことが大切です。どのようなことに気を付ければよいでしょうか?
1)自由なカスタマイズは難しい
利用するサービスによって使えない機能があるなど、カスタマイズに制限があるため、オンプレミスと比較すると自由度の高い運用は難しくなります。サービスを導入する際には、あらかじめ現状の業務を整理して必要な機能を備えたサービスを選定する必要があります。
2)サーバーの安定性・セキュリティはサービス提供元に一任
サーバーのメンテナンスやセキュリティ対策はサービス提供元に一任する形になるので、導入の際にはセキュリティが万全で信頼できるサービスかどうかを確認することが必要です。
3)通信障害時の対策が必要
クラウドサービスはネットワークを介して利用するサービスであるため、インターネットの通信環境に不具合が発生したときなど、サービスが利用できなくなる場合もあります。通信障害が発生することを前提として、ネットワークの冗長構成をとったり、障害発生時の検知や報告、対応まで問題なく運用できるような設計を行っておくと安心です。
クラウド化の成功のカギは、業務プロセスの見直し
クラウド化による効果を最大化するには、サービス導入の前に次のような準備をすることが大切です。
- 現状業務プロセスの「見える化」
- クラウドサービス導入を前提とした業務プロセスの再設計
- 再設計した業務プロセスに必要なシステム機能の洗出し
- 信頼できるクラウドサービスの選定
コムテックのクラウド導入支援
豊富なBPO実績にもとづく業務改善のご提案
「クラウド化の前に業務プロセスの『見える化』や運用の再設計が必要であると分かっていても、日々の業務で忙しくて手が回らない。」
そんなお悩みをお持ちの場合は、現状業務のヒアリング・調査からコムテックにおまかせください。
コムテックはBPOサービスを45年以上にわたって提供しているため、さまざまな業界・業種における業務プロセス改善の実績があります。その実績にもとづく専門家の観点から、現状業務プロセスの見直しを行い、運用の再設計プランをご提案します。
サービス選定から導入までワンストップでご支援
クラウドサービスの選定には、必要な機能の洗出しとサービス提供元に関する情報収集が必要不可欠です。
コムテックでは、ITサービスとしてシステム開発からインフラ運用・パッケージ製品の選定・導入まで幅広くご支援しています。その豊富な知識と実績を活かし、お客さまの業務に必要な機能を見極めて、最適なサービスをご提案します。
また、ご要望に応じてクラウド導入後の運用が安定稼働するところまでサポートすることもできます。さらに、繁忙期の対応など外部に委託した方が効率の良い業務については、弊社にて受託することもできますので、お気軽にご相談ください。
クラウド化に向いているERPシステムとおすすめ機能例
【年末調整】
税制改正により煩雑化する年末調整をスムーズに
<おすすめ機能>
マルチデバイス対応
従業員はPCやタブレット、スマートフォンからどこでも申告できます。
必要最低限の入力内容
基本情報は入力済み、控除額は自動計算されます。
Webで確認・差戻し
提出内容はWebで確認。差戻しもボタン1つで完了です。
給与システムへのデータ連携
年末調整申告書のデータを給与システムと連携させると、給与システムに自動入力されます。
マイナポータルと連携
政府が推進する「マイナポータル」を使ったワンストップの年末調整の仕組みを構築できます。
【勤怠管理】
テレワークや時差出勤の勤怠管理もカンタンに
<おすすめ機能>
PCやスマートフォンによる打刻
位置情報をチェックして虚偽の出退勤報告も防止できます。
Web申請・承認
Webワークフローで、いつでもどこでも申請・承認ができます。
残業時間を自動計算
ルールに基づいてワンタッチで計算。集計やチェックが不要です。
法改正にもラクラク対応
残業超過や休暇消化など、法改正にもすばやく正確に対応します。
導入事例 ~会計処理をもっと早く、簡単に~
お客さまの「便利」「安心」を重視した支援
【クライアント企業プロフィール】
事業内容:広告・メディア 従業員数:100~499人
【背景】
- 既存のオンプレミス型システムでは、管理の負荷が高くコストもかかっていた
- グループ各社の会計処理プロセスが煩雑化しており、部分最適なシステムとなっていた
- 既存システムは法改正や企業成長に即しておらず、リプレースが必要であった
【支援内容】
- 構築から運用まで一括サポートが可能なクラウドサービスを提案
- 企業のグループ管理会計を可能にするシステムを導入
- 法改正などの環境変化にも迅速に適用できる柔軟なシステムを提案
【導入効果】
- クライアントの要望に沿って、最適な方法でクラウド化を実施
- システムに関する確かなノウハウと実績で安全にクラウド移行完了
- グループ会社の会計処理統一と一元管理で、決算の早期化を実現
- 法改正や全社の会計方針を反映させた最新の環境がいつでも利用可能に
サービスご利用の流れ
お問い合わせ
お問い合わせフォームよりご相談ください。
ヒアリング
ご訪問またはオンラインでお打ち合わせを行います。
現在のお困りごとや効率化したい業務などをお伺いします。
まずはお気軽にお客さまの状況をお聞かせください。
ご提案・製品デモ
お客さまに最適なクラウドサービス・システムをご提案いたします。
必要に応じてクラウド製品のデモンストレーションをご覧いただきます(ご訪問 または オンライン)。
お見積り
見積書をご提示しますので、サービス導入をご検討ください。
ご契約・ご購入
ご契約締結後、製品を納品します。
導入準備
業務プロセスの改善や標準化のご提案を行い、お客さまと共に稼働にむけた導入計画を考えます。
また、テスト稼働に向けて既存システムからデータを移行していただきます(弊社サポート可)。
操作指導
インストラクターによる操作指導を受けていただきます(ご訪問またはオンライン)。
各種マスタ設定やデータ移行が完了したら、現在の業務と平行しながら、実運用を想定したテスト稼働を行います。
本稼働
テスト稼働の終了後、総合的な判断をおこなったうえで本稼働を開始します。
以上で導入完了となります。
導入事例
クラウド導入支援サービス
データの一元管理で決算早期化!法改正にも適応した業務システムのクラウド化支援事例
管理会計診断サービス
月次決算の集計期間50%減!管理会計最適化に向けた業務調査事例
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