眠っているデータを経営判断に活かしたい
■青果を最適な熟度で出荷することを方針としているが、実情の調査はできていなかった
青果物を生産・加工・販売するクライアント様において、販売店舗側の希望熟度と実際に出荷された際の熟度との一致率を高く保つことを方針としていた。熟度一致率の平均値に対しておおかたの予想は持っていたものの、実情は把握できていなかった。
■サブシステムに蓄積された細かい粒度のデータが、経営に活かされていなかった
メインの基幹システムにはない、熟度一致率を含む粒度の細かいデータがサブシステムに蓄積されていた。しかし経営層にとってはブラックボックス化しており、経営判断に活用されていなかった。
蓄積データをBIツールで分析・見える化!
■経営層に届いていなかった粒度の細かいデータをBIツールで見える化
BIツールを用いて、熟度一致率を販売エリア・販売会社ごとにヒートマップで表現。傾向を分析し、精度が低いエリアや店舗の洗い出しを実施。
■分析結果をもとに需給調整業務の標準化
熟度一致率の異常値が出ているエリアは需給調整のオペレーションに問題があると仮説を立て、精度の高いエリアのオペレーションを基準に需給調整業務の標準化を実施。
分析結果をもとに品質改善、オペレーション効率化を実現!
■ギャップの見える化によりデータ活用の推進に寄与
最適な熟度で青果をお客様のもとに届ける方針において、想定していた品質と実情とのギャップが明らかになった。それにより、サブシステムに蓄積されていたデータの必要性およびデータ活用の重要性を経営層が再認識し、対策実施につながった。
■エリアや店舗ごとの品質のバラつきを解消
分析により顕在化した熟度一致率が低い販売エリア・販売店舗を対象に是正依頼を実施することで品質が改善された。
■需給調整オペレーションの標準化により効率化を実現!
オペレーションが標準化されたことにより工数削減に成功した。販売計画(需要予測値)と受注実績に大きな乖離があるエリアも新たに発見でき、さらなる分析および改善にも着手した。
お客さまの声
データの有用性を再認識
経営判断に活かせるデータがあると仮説を立てていたものの手が付けられていなかった、サブシステムのデータ活用をご支援いただきました。従来、常識として考えていた熟度一致率の予測値と、実際の数値とのギャップが思っていたより大きいことがわかり、対策を打つことができたので感謝しています。
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